医学部受験攻略ゼミ

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医学部医学科への合格者が多い高校をランキングで分析

2021.01.04


日本有数の進学校から受験生が挑む国公立大学医学部医学科。国が定める医学部の募集人員は2020年度前期は3,581人、志願者数は1万4,734人でした。志願倍率4倍という難関を突破した人たちの出身高校を調べたデータによると、共通点があることがわかります。

ここでは、国公立大学医学部への合格者数が多い高校の上位20校を紹介し、その共通点や受験勉強を始めるタイミングなどについて具体的に説明しています。

医学部に強い高校で学ぶメリットは?

大学受験の最難関と言われる医学部医学科を目指すなら、それに適した学習環境が必要です。「一生懸命勉強すれば合格できる」「努力すれば突破できる」いった漠然とした気持ちで取り組んでも合格を勝ち取ることはまず不可能です。

一人でひたすら勉強して合格する人もいますが、どこかで目標を見失って挫折してしまう人が多いのが現実です。「受験は団体戦」ともいわれるように、同じ志を持つ人の多い環境で勉強するほうが学力は確実についていきます。周囲に自分よりできる人がいると目標を見失うことがなく 、勉強に対するモチベーションも持ち続けることができるからです。

また、医学部の入試では、二次試験で必ず面接が行われます。医師としての資質があるかどうかを判断するのが主な目的で、学科試験より面接を重要視する医学部もあります。医学部合格の実績の多い高校であればノウハウが豊富ですから、合格するための面接の受け方も指導してもらえます。

国公立大学医学部への合格者が多い高校ランキング

医学部受験に強い高校については大手予備校などでも発表しているので調べてみるといいでしょう。ここでは国公立大学医学部医学科に合格者を輩出した高校のランキング1位~20位までを紹介します。

国公立大学医学部に強い高校TOP20

順位 高校名(所在地) 区分 合格者総計 東大理Ⅲ 京都大学医
1 東海高等学校(愛知) 私立 94名 1名 2名
2 灘高等学校(兵庫) 私立 79名 14名 24名
3 洛南高等学校(京都) 私立 69名 3名 8名
4 四天王寺高等学校(大阪) 私立 67名 3名
5 久留米大付属高等学校(福岡) 私立 65名
6 愛光高等学校(愛媛) 私立 63名 2名
7 青雲高等学校(長崎) 私立 61名
7 ラ・サール高等学校(鹿児島) 私立 61名 2名 3名
9 甲陽学院(兵庫) 私立 57名 1名 9名
10 東大寺学園(奈良) 私立 56名 1名 11名
11 札幌南高等学校(北海道) 公立 51名 1名
12 清風南海高等学校(大阪) 私立 49名 1名 2名
13 新潟高等学校(新潟) 公立 45名
14 仙台第二高等学校(宮城) 公立 44名
14 熊本高等学校(熊本) 公立 44名
14 昭和薬科大学付属高等学校(沖縄) 私立 44名
17 渋谷教育学園幕張(千葉) 私立 41名 2名 1名
17 西大和学園(奈良) 私立 41名 3名 5名
19 広島学院(広島) 私立 40名
20 桜蔭高等学校(東京) 私立 39名 7名
20 豊島岡女子学園(東京) 私立 39名
20 聖光学院(神奈川) 私立 39名 3名 1名

短期合格を目指すなら人気の中高一貫校がおすすめ

医学部合格者が多い高校ランキングを見ると共通点がわかるように、1位の東海高校から10位の東大寺学園まですべて私立の中高一貫校です。10位以下のランキングも大半は中高一貫校が占めています。

中高一貫校に医学部合格者が多いのは、中学の3年間と高校の3年間の計6年間を有効に使うことができるからにほかなりません。高校受験がないため、ほとんどの一貫校は独自のカリキュラムを組んで高2までに高校3年間での学習を終え、高3の1年間は医学部合格に向けた勉強をしています。

生徒のレベル(偏差値)はほぼ同じなので、授業もスピーディに進めることができます。教える側も学力の高い生徒に高度な授業を提供しなければならないため、質の高い教師がそろっているのも特長の1つ。こうした点が保護者からも信頼を得て、年々志願者が増えています。

地方の高校は寮が完備しているところが多く、ランキング5位の久留米大付属や6位の愛光、7位の青雲、同位のラ・サールなどの高校には他県出身の生徒が多数在籍しています。寮生活には補習時間が組み込まれていて、勉強漬けの毎日といった環境ですが、そんな中で互いに切磋琢磨しながら実力をつけ、同時に友情も育んでいます。

医学部への短期合格を目指すなら、高校1年から受験勉強を始めるのが理想で、中学から準備を始めればなお有利です。それをかなえるためにも中高一貫校がおすすめです。

【まとめ】

医学部は現役合格が難しく、1浪2浪は当たり前で、3浪4浪の多浪生も珍しくありません。しかし、医学部での多浪生は年齢的に不利になりやすいことは否めません。昨今は年齢や性別によって差別する大学は皆無のはずですが、現役生と多浪生が同じ点数だったら大学側としては現役生を合格させるでしょう。

多浪生でもあきらめなければ大逆転合格も可能といいますが、途中で心が折れてしまう人が少なくありません。それを回避するためにも、短期合格を目指して早くから適切な準備を始めることが望まれます。

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